作品紹介


『がんばれ、かわず君』

ものがたり

厳号川(ごんごうがわ)が流れる山間の村「山勢村(やませむら」。この村にあるまいこみ淵にはホタルが舞い、いろいろな生き物が生きている。

 

竹内たけしは小学4年生。東京から今日山勢村に引っ越してきた。

 

ここには《風の子どもたち》という不思議な子どもも暮らしていて、目に見えないけどたけしの周りをいたずらっぽい目を輝かせながらついてくる。

 

ある日、まいこみ淵にやってきたたけしは、奇妙な音を聞く。

「・・グポブポブポグポ・・・」

「誰?誰かいるの?」

「ウィーウェットホー」

目の前に現れたのはなんと河童のかわず君。びっくりするたけしだが、かわいい弟のようなかわず君と友達になり、村の生活にも少しずつ慣れてくる。ところが人間が作った食べ物を食べてしまったかわず君は、河童の世界へ帰ることが出来なくなってしまう。

「なんとか帰す方法を見つけなきゃ・・・」

がんばれ、たけし!

がんばれ、かわず君!

作・演出
みかみかん

美術 神門やすこ

音楽
嶋村よし江
みかみかん

振付 今貂子

製作 市川一通


体育館での上演について

 

上演時間 約70分   

準備時間 3時間半~4時間

後片付け 1時間半~2時間

 

 座席はすべて劇団がセティングいたします。また、高さを変えたベンチ状のひな壇で、後方の子どもたちが見やすいように作ります。  

        

 

 

 

 


『風の少年シナド』

2023年7月に無事千穐楽を迎えました。有難うございました!

 

ずうっと昔の話。まだ人々が動物や自然と共に生きていた頃。

 

シナドという少年がおじいさんと二人で畑を耕し暮らしていました。シナドは鳥や獣の声を聞くことができる不思議な力を持っていました。

 

ある日、いつも遊んでいる山の中で偶然、里の権力者の息子アシナと出会います。

 

すっかり仲良くなった二人ですが、アシナの父タケハヤは自分達の里を大きくしようと木を伐り山を崩し続けていました。そしてとうとう、山の神オルシを退治しようとします。必死にやめさせようとするシナドとアシナでしたが、タケハヤはついにオルシを倒し、オルシが大切に守っていた「命の扇」を奪ってしまいます。二人は扇を取り戻すために、扇の秘密を知る山姥の元へ走ります・・・

 

 

いのちに囲まれて生きる

子どもたちの周りから、自然そのもの、また自然なものごとが奪われているように感じます。色々なものが人工的に加工され、機械化され、やわらかさを失っています。心の中さえも、ゆっくいりと自分で考える時間もなく、機械のスピードで様々情報が入ってきます.生き物の気配を身近に感じることも少なくなってきました.

 

今、子どもたちにとって大切なことは”いのち”に囲まれて成長する事だと思います。そこから発せられる多種多様なメッセージを受け取り、子どもたちは心の中に積み重ねていくのではないでしょうか。それが生きる力になると思うのです。

 

『風の少年シナド』は、自然の中にたくさんの目に見えない命が息づいていた、いにしえの世界を舞台に、風という意味の名前を持つ少年の冒険を描きます。荒々しい自然を相手に、子どもが真っ直ぐに考え、悩み、走り、38億年続く命のつながりを取り戻す物語です。

 

子どもたちは皆”いのち”がつまった種です。良い土と水、光と風があれば、誰でもどこでも芽を出し花を咲かせることができます。この作品が子どもたちの内なる自然を取り戻すきっかけになればと願っています。

 

今、子どもたちにとって大切なことは”いのち”に囲まれて成長する事だと思います。そこから発せられる多種多様なメッセージを受け取り、子どもたちは心の中に積み重ねていくのではないでしょうか。それが生きる力になると思うのです。

 

『風の少年シナド』は、自然の中にたくさんの目に見えない命が息づいていた、いにしえの世界を舞台に、風という意味の名前を持つ少年の冒険を描きます。荒々しい自然を相手に、子どもが真っ直ぐに考え、悩み、走り、38億年続く命のつながりを取り戻す物語です。

 

子どもたちは皆”いのち”がつまった種です。良い土と水、光と風があれば、誰でもどこでも芽を出し花を咲かせることができます。この作品が子どもたちの内なる自然を取り戻すきっかけになればと願っています。

シナドの風が吹く日に

中国山地の深い山の中。春は翡翠色の風が流れ、秋は黄金色に光る棚田を風が通り過ぎていきます。村の小高い丘の上に、古い神社があります。

 

私の子守唄は、神主である父が唱える祝詞(のりと)でした。ある時「科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く」という一節に心が動きました。「科戸」は「シナド」と詠みます。風を表す古代の言葉です。私はこの響きが好きになりました。シナドという少年が風と言葉を交わし、大地に宿る神たちと活躍する話が出来ないだろうか。その思いからこの物語は始まりました。たくさんの精霊が蠢いている山や谷をシナドは木や草や虫や鳥に教わりながら走り回ります。時に笑い、時になきながら…。

 

いにしへを冒険するシナドの旅に、皆さんも足を踏み入れてみませんか。草の葉から零れ落ちる朝露みたいな、小さな小さな命の輝きをどこかでみつけられるかもしれません。

構成・演出
みかみかん

美術 小峯三奈 

音楽
嶋村よし江
福井秀彦
みかみかん

振付 今貂子

製作 市川一通



「京のおまつりぴーひゃらどん」

みんなあつまれ、あそぼじゃないか!ゆかいなあそび、たのしいあそび!ぴっぴっ、ぴ~ひゃらどん‼

 

京都で唄われ続けたわらべ歌に合わせて、いろんな昔遊びが出てくるよ‼

 

昔話も出てくるよ!獅子舞だって出てくるぞ~‼

 

原案 岸  功  

構成・演出

京ぴー班 

美術 神門やすこ

音楽 みかみかん 

制作 門馬吉範



「むすんでひらいて」

 むすんで  ひらいて  とびだした

ひろがれ  つながれ  いのちのうた

北原白秋の優しい詩に歌をのせて、たくさんの命がむくむくと動き出す。

子どもの内なる自然と響きあい、たくさんの命が育まれていく。


脚本・演出 

門馬吉範 

美術 神門やすこ

音楽 みかみかん

振付協力 今貂子

制作 市川一通



タックンとおりがみおじさん

タックンとおりがみおじさんが出来立てホヤホヤの”どうぶつしんぶん”を届けにいくよ~!

ヘンテコでふしぎでおもしろいお話が満載!

字がよめなくたって大丈夫。得意の折り紙を使って、おじさんがみんなの前でお話聞かせます。

 

 

一枚の紙からいろんな動物たちが生まれ、イキイキと動き出す~!

《今日のニュース》

◆ふしぎな

    タマゴ発見!

 

大きなタマゴ、小さなタマゴ、いろいろなタマゴから何が生まれてくるのかな?

◆クイズ!コイの

  花子さんは何才?

 

さかなのコイは長生きらしいぞ。さあ、花子さんは何才まで生きたのかなあ。みんな、当てられるかな?

◆キツツキは

    おどろいた!

 

サキツツキは森の大工さん。木に穴をあけてせっせと家を作ります。あれれ…穴の中に誰かいる?

 

◆へんてこ

ブレーメンの音楽隊?

  

人間に捨てられた老いぼれロバ、イヌ、ネコ、オンドリ。4匹はみんなで力を合わせてブレーメンを目指します。


作・演出 

チームponkuta

美術 神門やすこ

出演 南博幸

制作 市川一通



   「タックンとおりがみおじさん さいしんごう」            

タックンとおりがみおじさんの”どうぶつしんぶん”さいしんごうが完成しました!

今回もおもしろいお話が満載!

字がよめなくたって大丈夫。得意の折り紙を使って、おじさんがみんなの前でお話聞かせます。

 

 

一枚の紙からいろんな動物たちが生まれ、イキイキと動き出す~!

《今日のニュース》

◆森の中に

  どうぶつ発見!

 

森の中はどうぶつがいっぱい!さて、どんなどうぶつがいるのかな?

◆ふたたびはじまる

ウサギとカメの競争

 

ウサギとカメの競争のお話。

キツネさんが審判をしてくれるみたいだけど…

◆サル君赤いろうそく

花火とまちがえる!

 

サル君が花火をひろって山に

もってかえってきた!

だれが火をつけるか決めることになって…

 

◆てぶくろを買いに

 

 

新見南吉作

  「てぶくろを買いに」

子ぎつねがひとりでまち

てぶくろを買いにいくお話。

 

 

 



作・演出 チームponkuta

美術 神門やすこ

出演 南博幸 

制作 市川一通